過疎地域の町おこしを解説します
この記事にたどり着いた貴方は
・過疎地域の対策に町おこしに取り組みたい
・過疎地域でどんな町おこしの取り組みを知りたい
・過疎地域での町おこしの取り組みに興味がある
このような悩みを持っているのではないでしょうか。
この記事では過疎地域とはどんな地域なのかに触れつつ、
過疎地域で行われた町おこしの事例を紹介させていただきます!
過疎地域の町おこしを学ぶ
まず、結論から行くと過疎地域の町おこしは以下の通りです。
過疎地域の町おこし
・香川県さぬき市の取り組み(一部過疎)
・高知県馬路村の取り組み(過疎地域市町村)
・北海道伊達市の取り組み(一部過疎)
・和歌山県九度町の取り組み(過疎地域市町村)
・福岡県うきは市の取り組み(一部過疎)
・青森県七戸町の取り組み(過疎地域市町村)
・富山県南砺市の取り組み(過疎地域市町村)
・岐阜県加茂郡東白川村の取り組み(過疎地域市町村)
・島根県海士町の取り組み(過疎地域市町村)
・北海道ニセコ町の取り組み(過疎地域市町村)
10個の事例紹介ですね
これだけではよくわからないと思いますので、
ここからはそれぞれの事例について具体的に解説していきます。
過疎地域の町おこしを学んで貴方の町おこしに活かしましょう!
事前用語説明
認識を揃えましょう!
さて、過疎地域での町おこしの取り組みをご紹介する前に
それぞれの用語について共通の定義を持っておきましょう!
今回お話する中で合わせなくちゃいけないのは町おこし、過疎地域、この2つの言葉です。
過疎地域とは
過疎地域について解説します!
過疎地域には以下の3つがある
・過疎の基準に当てはまる過疎地域市町村
・過疎地域と合併し一定の要件に当てはまるみなし過疎
・過疎地域と合併してできた新市町村である一部過疎
過疎地域とは、地域の人口が減ってしまう事で、その地域の人々の
生活水準や生産機能の維持が困難な状態になった地域の事を「過疎地域」と言います。
過疎地域には以下の種類があります。
・過疎地域市町村
・みなし過疎
・一部過疎
過疎地域市町村は、過疎法第2条及び第41条の適用される要件に該当する市町村、
つまり、法律で定められた過疎の基準に当てはまってしまう市町村を
過疎地域市町村と言います。
過疎は法律で定められているんですね!
みなし過疎は、過疎地域を含む地域と合併で出来た市町村で、
過疎地域市町村に該当しなくても、
一定の要件に該当する場合をみなし過疎と言います。
過疎ではないけど一部条件を満たしてる!
一部過疎は、みなし過疎同様、過疎地域を含む地域と合併してできた市町村で、
過疎地域市町村にもみなし過疎にも該当しない場合でも、
合併前に過疎地域であった地域は過疎地域とみなされるため一部過疎と言います。
合併しても過疎地域は過疎地域!
参考文献:全国過疎地域連盟
町おこしとは
町おこしについて解説します!
町おこしとは、地域が経済力の向上、人口増加のために行う取り組みである
町おこしとは、地域が経済力の向上、人口増加のために行う取り組みをさします。
町おこしのほかにも同じような言葉として地域活性化、地方創生、地域振興とも言います。
色んな言い回しがあります!
もう少し町おこしについてお知りになりたい方は
こちらの記事で町おこしに関してもう少し詳しく説明しています。
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過疎地域での町おこしの取り組み一覧
具体事例はここからです!
さて、ここからが本編です。
先ほど紹介した過疎地域市町村、みなし過疎、一部過疎に該当する地域で行われている
町おこしの取り組みを紹介させていただきます。
あらためて今回紹介する過疎地域の町おこし事例は以下の通りです。
・香川県さぬき市の取り組み(一部過疎)
・高知県馬路村の取り組み(過疎地域市町村)
・北海道伊達市の取り組み(一部過疎)
・和歌山県九度町の取り組み(過疎地域市町村)
・福岡県うきは市の取り組み(一部過疎)
・青森県七戸町の取り組み(過疎地域市町村)
・富山県南砺市の取り組み(過疎地域市町村)
・岐阜県加茂郡東白川村の取り組み(過疎地域市町村)
・島根県海士町の取り組み(過疎地域市町村)
・北海道ニセコ町の取り組み(過疎地域市町村)
全国各地の過疎地域で町おこしのための様々な取り組みが行われています。
是非、あなたの町の取り組みの参考に勉強していきましょう!
過疎地域での取り組み①まんじゅうで町おこし【香川県さぬき市】
おまんじゅうで町おこし!
香川県さぬき市は30万人の観光客向けにまんじゅう開発を行った
1つ目に紹介する取り組みは香川県さぬき市です。
香川県さぬき市は香川県東部にある旧大川町と旧津田町が過疎地域の一部過疎な地方都市です。
過疎化が進むさぬき市が町おこしとして行った取り組みはまんじゅうの開発です。
参考:https://diamond.jp/articles/-/12023
さぬき市というと「讃岐うどん」をイメージしそうですが、
さぬき市はうどん発祥地ではりません。
讃岐うどんは香川県西部発祥!
そんなさぬき市がなぜ町おこしの取り組みとしてまんじゅうの開発をしたかというと
お遍路さん巡りで訪れる30万人の観光客に向けたお土産を作るためでした。
参考:https://yonkeiren.jp/pdf/henrochosa_20190618.pdf
元々観光需要はあったんですね!
観光客がいるにもかかわらず売るための商品が無い
という課題を解決するための取り組みとして商品開発を行ったさぬき市の事例は、
観光需要が見込める過疎地域で出来る町おこしの取り組みですね!
過疎地域での取り組み②ゆずで町おこし【高知県馬路村】
こちらも商品開発の事例です!
高知県馬路村はゆずを使った商品作りで30億円を売り上げた
2つ目に紹介する取り組みは高知県馬路村です。
高知県馬路村は村全体面積の96%が森林の過疎地域市町村に分類される過疎地域です。
ほとんどが森なんですね!
その過疎地域市町村の馬路村は町おこしの取り組みとして、
日常生活で使われていたゆずを使った商品を作り、
県外に販路を求めて様々な商品PRするなどの取り組みを行い始めました。
参考:https://www.nec-nexs.com/supple/autonomy/interview/umaji/
地道なPR活動や商品開発の取り組みによって、
町おこしとして販売されているゆず商品の売上は何と30億円を達成しました。
過疎地域での町おこしの取り組みとして成功しています。
過疎地域での取り組み③高齢者移住で町おこし【北海道伊達市】
人口増加のための取り組み!
北海道伊達市は高齢者向けのまちづくりによる町おこしを行った
3つ目に紹介する取り組みは北海道伊達市です。
北海道伊達市は旧大滝村が過疎地域になる一部過疎の市になります。
伊達氏は少子高齢化が加速する中、高齢者に安心安全のまちづくりを進める
「伊達ウェルシーランド構想」という取り組みを行っています。
主な取り組みは3つで
- サービス付き高齢者向け住宅の制度整備や
- 住宅造成の促進
- 乗り合いタクシーの充実
などにより、本州からの移住者が増加しました。
このように過疎地域での人口増加を図る取り組みも過疎を防ぐ取り組みも
町おこしの一つの成功の形でもありますね。
参考:https://clip.zaigenkakuho.com/chiiki_okoshi_kyouryokutai/
過疎地域での取り組み④武将で町おこし【和歌山県九度町】
歴史にちなんだ取り組みです!
和歌山県九度町は武将にちなんだ町おこしを行った
5つ目に紹介する取り組みは和歌山県九度町です。
和歌山県九度町は、和歌山県北部にある過疎地域市町村です。
そんな九度町が町おこしの取り組みとして軸にしたのが武将真田家。
関ヶ原合戦後に真田昌幸・幸村父子が隠れ住んだ歴史にちなんで、
語り部育成や、手作り甲冑教室、真田家の領土である信州のそばから学んだ
紀州九度山真田そばなど、武将真田家にちなんだ町おこしの取り組みを行っています。
参考:https://www.zck.or.jp/site/forum/1345.html
過疎地域での取り組み⑤林業で町おこし【福岡県うきは市】
体験型の取り組みです!
福岡県うきは市は豊かな自然を用いて町おこしを行った
5つ目に紹介する取り組みは福岡県うきは市です。
福岡県うきは市は旧浮羽町が過疎地域になっている一部過疎の市町村です。
うきは市は、竹林と森が豊かなため、木製品の製造や薪割り体験、
火起こし体験など体験型のイベントを企画することで
過疎地域外からの人を呼び込み活性化を図る町おこしの取り組みを行っています。
体験型のイベントに取り組みを行うことで、
地域への人口流入を促すのも町おこしの取り組みの一つですね。
参考:https://clip.zaigenkakuho.com/chiiki_okoshi_kyouryokutai/
あなたの町の町おこしイベントで日本一の認定を開催しませんか?
UA日本記録では日本中の日本一の認定登録をしています。
UA日本記録の認定に必要なのは客観的に数値で測れる基準を設定できるという点です。
例えば火起こし体験のイベントの参加人数の日本一というのもしっかりとした基準を設定し認定イベントとして行えば、
「日本一の火起こし体験イベント」といういつもと違う宣伝ができるかもしれません。
UA日本記録の認定された物には多数のメディアに掲載されているイベントもあり、
あなたの町をしってもらうチャンスにもつながります。
あなたの町おこしも日本一の認定イベントとして実施してはいかがでしょうか。
まずは無料相談にてご相談ください。
過疎地域での取り組み⑥ドラキュラで町おこし【青森県七戸町】
なっつん
ホラーな取り組みです!
香川県さぬき市はドラキュラで町おこしを行った
6つ目に紹介する取り組みは香川県さぬき市です。
青森県七戸町は青森県青森市の東にある過疎地域市町村です。
七戸町がなぜドラキュラで町おこしを行おうと思ったかというと理由は2つあります。
1つ目の理由は七戸町の特産品がニンニクである事、
2つ目の理由は七戸町がヒナコウモリの繁殖地として有名な事です。
この2つの理由で、東北新幹線の駅開業時のアイディアとして
ドラキュラをイメージしたメニューを作った事をきっかけにドラキュラをメインにした町おこしを開始しました。
七戸町では町民と町役場が協力したドラキュラフェスタなどが毎年10月に開催されています。
町おこしについてお悩みの方はご相談ください!!
UA-JAPAN RECORDS事務局は、数々の日本記録の認定・登録をしています。
もし、イベントの差別化や町おこしについてお悩みの方がいらっしゃいましたら、
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過疎地域での取り組み⑦一千万円で町おこし【富山県南砺市】
若者に焦点を当てた取り組み!
富山県南砺市は高校生が企画して町おこしを行った
7つ目に紹介する取り組みは富山県南砺市です。
富山県南砺市は富山県南西にある過疎地域市町村です。
人口流出に悩む南砺市では若者が主体となってにぎわいを生み出し、地元愛を高めることで定住化を図るために
1000万円を元手に高校生たちが企画立案した企画の実現をめざしています。
若者の定住化を図るために若者が活躍できる地域にする活動も
過疎地域での町おこし活動の一つですね。
参考:https://www.asahi.com/articles/ASP696T51P5TPISC01B.html
過疎地域での取り組み⑧農業で町おこし【岐阜県加茂郡東白川村】
高齢者が挑戦する取り組みです!
岐阜県加茂郡東白川村は高齢者が農業で町おこしを行った
8つ目に紹介する取り組みは岐阜県加茂郡東白川村です。
岐阜県加茂郡東白川村は岐阜県美濃地方の東にある過疎地域市町村です。
東白川村では更なる過疎地域化を防ぐため、
高齢者が立ち上がった組合「てんとうむしガーデン組合」が町おこしの活動を行っています。
主な活動としては、食農教育、学校給食への食材提供、道の駅開発などです。
これらの活動により、農作物のロスを減らし、自発的な活動を行う事で、
内側(健康)から元気にする町おこしを行っています。
また、体験型町おこしの例では以下の記事を参考にしてみてください。
参考:https://www.tyojyu.or.jp/net/kaigo-seido/jirei/nougyou-muraokoshi.html
あなたの町の特産品を日本一に認定しませんか?
UA日本記録はあなたが誰かに誇れる何かを認定する登録機関です。
あなたが育てている特産品等の認定も日本記録の基準を満たせば登録可能です。
以前我々が認定した日本一にも養殖に関するものがありました。
・スッポンの重さ日本一
あなたが育てている野菜や果物・生物が
実は日本一の認定資格のあるものかもしれません。
日本一の認定に関するお問い合わせは無料相談窓口からお問い合わせください。
過疎地域での取り組み⑨海産で町おこし【島根県海士町】
資源を利用した取り組みです!
島根県海士町は海産物で町おこしを行った
9つ目に紹介する取り組みは島根県海士町です。
島根県海士町は島根県北部にある隠岐諸島にある過疎地域市町村です。
海士町では産業育成と、雇用創出の課題を解決するために、
U・Iターンの人、地元民、行政が一体となって地域資源の活用を模索しています。
具体的には岩ガキ、ナマコ、隠岐牛などのブランド化や加工販売等です。
その結果過疎地域である海士町では高校の入学者数が増えるなど地域活性化につながりました。
参考:https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/special/future/wg3/0917/shiryou_04-4.pdf
過疎地域での取り組み⑩国際リゾートで町おこし【北海道ニセコ町】
観光客を集める取り組みです!
北海道ニセコ町は観光客で町おこしを行った
10つ目に紹介する取り組みは北海道ニセコ町です。
北海道ニセコ町は札幌市西部に位置する過疎地域市町村の1つです。
ニセコ町では一時期スキー愛好家の口コミにより、
認知度が上がり外国人スキー客が急増しました。
この人気を維持するために、ニセコ町では冬のスキーだけでなく夏の体験観光を作ったほか、
地域内でのビジネスサポートなど、今ある需要に対する満足度の向上を行っています。
こういった、今ある人気が衰えない様に模索する活動も町おこしの1つの取り組みですね。
参考:https://www.tabirai.net/sightseeing/tatsujin/0000181.aspx
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は過疎地域での町おこしの取り組み一覧という事で
10個の過疎地域の取り組みをご紹介しました。
元々の需要に対する商品開発の取り組み
地元地域の特産や環境を活かした取り組み
過疎地域内での活性化や過疎地域外から人を呼ぶ取り組み
現状を打破するための通常とは違う取り組み
どの取り組みも素晴らしく、これらの町おこしに共通することは
過疎地域での町おこしを成功させたいという人たちが同じ想いで行動しあっての町おこしですね。
今回の10個の過疎地域の町おこしの取り組みを参考に
あなたの地域の町おこしの取り組みで活かせそうなところは活かしていただければと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
さて、町おこしの認知度や活動を広げるためには、話題性が大切です。
UA日本記録は日本中の様々な「日本一」を測定・登録してきました。
認定された日本一は各種メディアに掲載されるなど、
あなたの町おこしへの取り組みにご協力することも出来ます。
ぜひあなたの地域の日本一を登録して、町おこしの取り組みを成功させましょう!