・他の地域ではどんな町おこしをやっているんだろう?
・町おこしの成功事例が知りたい
・歴史的資源を活かして売上1億円:小値賀町
・イベントを開催しいて観客動員49万人:越後妻有
・農作物直売所で25万人動員で売上6億円:つくば市
・アニメとコラボして経済効果22億円:久喜市
・ご当地ヒーローでSNSフォロワー10万人:秋田県
目次
町おこしとは
町おこしとは、主に地方の地域が、経済力の向上、人口の増加のために行う活動の事です。
町おこしと同じ言葉には、地域活性化、地方創生、地域振興などがあります。
町おこしをする地域では
以下の様な問題が起っています。
・産業の衰退、雇用減少
・文化伝統の消滅
若者がより便利な都心に移住し人口が減り
人口が減ると町の産業が衰退し雇用が減り
雇用が減ると若者が更に移住し人口が減る
この悪循環により人口減少が止まらないと、
町特有の文化や伝統を受け継ぐ人も
いなくなってしまいます。
町おこしが必要な地域ではこのような問題が起こっています。
では、町おこしに成功すると
どんな効果があるのでしょうか。
次の章で解説します。
町おこしで得られる効果
町おこしは先ほど挙げた3つの問題を
解決するために行われています。
つまり、これから町おこしを企画する方は
企画の成功も大事ですが、
貴方の町がどのような問題を抱えていて
町おこしの企画成功によって町の問題解決につながるかをしっかりと把握する事が大切です。
町おこしの成功で得られる効果は以下の通りです。
・雇用の増加・回復
・人口の増加
例えば、観光客を呼び込む町おこし企画が
成功したと仮定しましょう。
町の観光客が増えれば
レジャーや宿、飲食店、お土産屋といった
様々なお店の売上向上につながり
経済が活性化します。
お店が繁盛し経済が活性化すると
仕事が増えるため働き手が必要になり、
従業員募集など雇用が増加します。
雇用が増加すると、働く人が
その町で暮らすようになり
人口が増加します。
人口が増加すれば、住民同士のコミュニティや
お祭り等により文化や伝統が継承されます。
以上の様に、
町おこしに成功すると町が抱えている問題を解決する事ができます。
次の章では、実際に町おこしに成功した
町の事例を紹介させていただきます。
UA日本記録事務局は、数々の日本記録の認定・登録をしています。
まずは一度無料でご相談ください。
お話をヒヤリングさせていただき、
町おこしに関する日本記録や日本一として認定する事が可能な
「特別」を見つけるお手伝いをさせていただきます。
町おこしの成功事例5選
さて、ここでは
町おこしの成功事例として5つの成功事例を
ピックアップして紹介いたします。
実際に行われた町おこしの事例は
イメージしやすいと思いますので、
ぜひご自身の町おこし企画の参考として、
この成功事例を有効活用してください。
成功事例①歴史的資源を活用した物
町おこしの成功事例としては
元々町にある歴史的資源を活用する
という方法があります。
歴史的資源は、遺跡やお城だけでなく、
古民家やその町ならではの暮らし方
といった地域文化もあてはまります。
具体的な成功事例で言えば、
長崎県五島列島小値賀町が成功事例として
よく紹介されます。
小値賀町は元々観光客を呼び込むような名所や
郷土料理などの観光資源はありませんでした。
そこで、島暮らしを実際に体験できる
民泊事業や、古民家をリノベーションした宿泊施設など、
島民の暮らしに価値を設定した観光業へ注力しました。
その結果、様々な賞を受賞し、
売上が1億円を突破という成功に至りました。
小値賀町の成功事例は設定した価値と
観光客の需要が一致した結果、
観光業の町おこしが成功した事例です。
さらに観光業の認知が広がるキッカケは
様々な賞の受賞で町が話題となり
ブランド化した事が成功要因として
あげられます。
このブランド化で、小値賀町は歴史的資源の
古民家民宿事業で売上1億円を突破し
町おこしを成功させました。
UA日本記録では歴史的な資源や
郷土品に対する日本一の認定も行っています。
例えば、陶磁器製品の出荷額日本一という
日本記録認定もこれに当たります。
貴方の担当する町おこし事業を
成功させる糸口として、
町にある資源を日本一に登録し
認知と話題を得る事は
効果的なブランディングの手立てとなります。
成功事例②イベントを用いた物
次に紹介する町おこしの成功事例は町への
人の流入を増やすイベントの成功事例です。
新潟県越後妻有地域では過疎と
高齢化の進行が問題視されていました。
その問題を解消すべく企画された町おこしは
300以上作品を760k㎡の広大な土地を
利用した芸術祭です。
この芸術祭は単純に有名なアーティストを
呼び、作品を展示してもらうだけでなく、
地域住民や首都圏のサポーター集団も
巻き込んで作品制作を行っていく
という内容でした。
その結果、開催50日で
観光客約49万人を動員し、経済効果は約47億円と
地域の経済活性化に大きな効果をだす成功事例になりました。
また、芸術祭を起点に県内外の交流人口を増やし、
芸術祭以外のお祭りや農作業への参加などの
県内イベントでの継続的な参加者の流入に一役買っています。
そして、全国の若手クリエイターに
越後妻有地域特産品のリデザインにより、
今まで特産品を認知していなかった
若い女性等への訴求力もアップも得られています。
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成功事例③食・農業を使った成功事例
次に紹介する成功事例は
農業・食に関する町おこしの成功事例です。
食品と言えば郷土料理やB級グルメ等が
イメージに浮かぶと思いますが、
今回の成功事例は、農作業で収穫した農作物そのもので行われた町おこしの成功事例です。
茨城県つくば市では、農業従事者が
価格を決定できずに売上が下がるため、
雇用の創出が見込めない
という問題を抱えてみました。
そこで、(株)農業法人みずほが主体となり、
「価格競争から品質競争へ」移行する
農作物の直売所を生み出しました。
直売所では、農業者が自分の野菜をお客に
買ってもらうために価格を下げる事が
起きない様に、
「先に出荷している農業者より
安い値段で売ってはいけない」という
ルールを徹底しました。
その結果、現在54名の農業者が
農作物を販売し、
関東一円からリピーターを獲得し、
25万人の動員と直売所の売上高が6億円超えに至るまでになりました。
茨城県の直売所以外にも、
今後商品が価格ではなく
品質で勝負をする機会もあるとおもいます。
その際、明確に自分と相手の商品は違うと
区分する上で「日本一」という基準は
非常に効果があります。
例えば「日本一甘い」であったり
「日本一長い」など様々な基準で
認定することが可能です。
貴方が農作物を用いた町おこし企画を
考えているなら、
農作物やそれにかかわる事で
日本一の認定を行う事も、
町おこしの成功には大切です。
成功事例④アニメとのコラボ
町おこしの成功例としてアニメを利用する
というものがあります。
アニメの中にはでは実在する町や建物を
舞台にする事例が多々あります。
例えば、
「ラブライブ!サンシャイン!」は北海道函館市、
「スラムダンク」は神奈川県湘南エリア、
「とある科学の超電磁砲」は東京都立川市など、
実在する町が舞台となっているアニメ事例は
多数あります。
今回はその中でも町おこしの成功事例として
アニメ「らき☆すた」の町おこし事例を
ご紹介します。
「らき☆すた」は埼玉県久喜市にある
鷲宮神社が舞台となっており、
それをキッカケにアニメファンと地元企業が
タッグを組む形で町おこしを
スタートさせました。
鷲宮神社近くの古民家にアニメに関連する
喫茶を設置、関連グッズ、お祭り、マラソンイベントなど
様々な企画を行い、アニメ放送から10年以上経っても
町おこしとしての成功を続けました。
その後、企業だけでなく久喜市の行政も
町おこしに参加し、
経済効果として22億円を生み出したと言われています。
アニメの他にも映画や漫画など、色々な媒体が
貴方の町を舞台にしているかもしれません。
その場合は上手くコラボして、町おこしを
行うのは相乗効果を生む手段の一つとして有効です。
成功事例⑤ご当地ヒーロー
先ほど町おこしの成功事例④にて、
アニメとのコラボについて紹介しましたが、
こう思った方もいるのではないでしょうか。
そう思ってガッカリした人もいるかもしれません。
日本には「ご当地ヒーロー」という、
一からコンテンツを生み出し、
町おこしで成功している事例もあります。
具体的な成功事例で言うと、
秋田県のご当地ヒーロー「超神ネイガー」が
町おこしの成功事例の1つとして挙げられます。
「超神ネイガー」は秋田発・地産地消ヒーロー
として秋田県で活動していますが、
そのSNSフォロワー数は10万人、
全国放送で活躍するTVタレントさんと
同じぐらいのフォロワーを有しています。
まとめ:成功事例を知って自分の町おこしに活かしていこう
最後にまとめます。この記事では、「町おこしの目的や効果」
成功した町おこしの事例を5つ紹介しました。
今回紹介した町おこしの成功事例をまとめると、
以下の通りです。
・歴史的資源を活かして売上1億円:小値賀町
・イベントをお開催しいて観客動員49万人:越後妻有
・農作物直売所で25万人動員で売上6億円:つくば市
・アニメとコラボして経済効果22億円:久喜市
・ご当地ヒーローでSNSフォロワー10万人:秋田県
ぜひ貴方の町おこしのブランディング戦略に活かしていきましょう。