町おこしの成功事例について紹介します
この記事にたどり着いた貴方は
・町おこしの担当になったけどどうすれば?
・他の地域ではどんな町おこしをやっているんだろう?
・町おこしの成功事例が知りたい
このような悩みをお持ちではないでしょうか。
この記事では、「町おこしの目的や効果」
について簡単にご説明した上で、
タイプ別の町おこしの成功事例をいくつか紹介させていただきます!
町おこしの成功事例について学びましょう!
タイプごとの町おこし成功事例を学ぶ
まず、結論からいくと町おこしの成功事例は以下の通りになります。
もちろん、これ以外の成功事例も多くあると思いますが、
この記事では以下の成功事例を解説します。
町おこしの成功事例
・歴史的資源を活かして売上1億円:小値賀町
・イベントを開催しいて観客動員49万人:越後妻有
・農作物直売所で25万人動員で売上6億円:つくば市
・アニメとコラボして経済効果22億円:久喜市
・ご当地ヒーローでSNSフォロワー10万人:秋田県
どの成功事例も凄い数字ですね
結論だけ見ても、なぜ成功したのか分かりづらいと思いますので、
ここからはそれぞれの成功事例について解説していきたいと思います!
町おこしの成功事例を知って貴方の町おこし企画に役立てましょう!
町おこしとは
町おこしは何のための活動なのでしょう?
町おこしとは、主に地方の地域が経済力の向上、人口の増加のために行う活動の事である
町おこしとは、主に地方の地域が、経済力の向上、人口の増加のために行う活動の事です。
町おこしと同じ言葉には、地域活性化、地方創生、地域振興などがあります。
町おこしをする地域では以下の様な問題が起っています。
・人口の流出・減少
・産業の衰退、雇用減少
・文化伝統の消滅
若者がより便利な都心に移住し人口が減り
人口が減ると町の産業が衰退し雇用が減り
雇用が減ると若者が更に移住し人口が減る
どんどん問題が深刻化していきますね
この悪循環により人口減少が止まらないと、
町特有の文化や伝統を受け継ぐ人もいなくなってしまいます。
町おこしが必要な地域ではこのような問題が起こっています。
では、町おこしに成功するとどんな効果があるのでしょうか。
次の章で解説します。
町おこしについてお悩みの方はご相談ください!!
UA-JAPAN RECORDS事務局は、数々の日本記録の認定・登録をしています。
もし、町おこしについてお悩みの方がいらっしゃいましたら、
一度無料でご相談ください。
お話をヒアリングさせていただき、
町おこしにつながる日本記録・日本一として認定することが可能な
「特別」を見つけるお手伝いをさせていただきます。
町おこしで得られる効果
これを読んでから町おこしに取り組みましょう!
町おこしで得られる効果は「経済活性化」「雇用の増加・回復」「人口増加」の3つである
町おこしは先ほど挙げた3つの問題を解決するために行われています。
つまり、これから町おこしを企画する方は
企画の成功も大事ですが、貴方の町がどのような問題を抱えていて
町おこしの企画成功によって町の問題解決につながるかをしっかりと把握する事が大切です。
町おこしの成功で得られる効果は以下の通りです。
・町の経済活性化
・雇用の増加・回復
・人口の増加
抱えている問題の解決につながるんですね
例えば、観光客を呼び込む町おこし企画が成功したと仮定しましょう。
町の観光客が増えればレジャーや宿、飲食店、お土産屋といった
様々なお店の売上向上につながり経済が活性化します。
お店が繁盛し経済が活性化すると仕事が増えるため働き手が必要になり、
従業員募集など雇用が増加します。
参考:政治ドットコム
雇用が増加すると、働く人がその町で暮らすようになり人口が増加します。
人口が増加すれば、住民同士のコミュニティや
お祭り等により文化や伝統が継承されます。
以上の様に、町おこしに成功すると町が抱えている問題を解決する事ができます。
次の章では、実際に町おこしの成功事例について紹介させていただきます。
町おこしの成功事例5選
さて、ここでは
町おこしの成功事例として5つの成功事例をピックアップして紹介いたします。
具体例があるとわかりやすいですね!
実際に行われた町おこしの事例はイメージしやすいと思いますので、
ぜひご自身の町おこし企画の参考として、この成功事例を有効活用してください。
町おこしの成功事例①歴史的資源を活用した物
元々町にあるものを利用した成功事例です
小値賀町は歴史的資源の古民家民宿事業で売上1億円を突破した成功事例
町おこしの成功事例としては元々町にある歴史的資源を活用するという方法があります。
歴史的資源は、遺跡やお城だけでなく、古民家やその町ならではの暮らし方
といった地域文化もあてはまります。
目立たない所にもチャンスがあります
具体的な成功事例で言えば、長崎県五島列島小値賀町が成功事例としてよく紹介されます。
参考:全国町村会
小値賀町は元々観光客を呼び込むような名所や
郷土料理などの観光資源はありませんでした。
何もない町がどうやって成功したのでしょう?
そこで、島暮らしを実際に体験できる民泊事業や、古民家をリノベーションした宿泊施設など、
島民の暮らしに価値を設定した観光業へ注力しました。
参考:おぢか島旅
その結果、様々な賞を受賞し、売上が1億円を突破という成功に至りました。
・オーライ!ニッポングランプリ(内閣総理大臣賞)
・JTB交流文化大賞
・グリーンツーリズム大賞
・エコツーリズム大賞特別賞
小値賀町の成功事例は設定した価値と観光客の需要が一致した結果、
観光業の町おこしが成功した事例です。
さらに観光業の認知が広がるキッカケは様々な賞の受賞で町が話題となり
ブランド化した事が成功要因としてあげられます。
このブランド化で、小値賀町は歴史的資源の古民家民宿事業で売上1億円を突破し
町おこしを成功させました。
UA日本記録では歴史的な資源や郷土品に対する日本一の認定も行っています。
例えば、陶磁器製品の出荷額日本一という日本記録認定もこれに当たります。
貴方の担当する町おこし事業を成功させる糸口として、
町にある資源を日本一に登録し認知と話題を得る事は
効果的なブランディングの手立てとなります。
町おこしの成功事例②イベントを用いた物
集客イベントによる成功事例です
越後妻有地域は芸術祭事業で観光客を49万人動員した成功事例
次に紹介する町おこしの成功事例は町への人の流入を増やすイベントの成功事例です。
新潟県越後妻有地域では過疎と高齢化の進行が問題視されていました。
その問題を解消すべく企画された町おこしは
300以上作品を760k㎡の広大な土地を利用した芸術祭です。
参考:大地の芸術祭
この芸術祭は単純に有名なアーティストを呼び、作品を展示してもらうだけでなく、
地域住民や首都圏のサポーター集団も巻き込んで作品制作を行っていく
という内容でした。
その結果、開催50日で観光客約49万人を動員し、
経済効果は約47億円と地域の経済活性化に大きな効果をだす成功事例になりました。
参考:こちら
また、芸術祭を起点に県内外の交流人口を増やし、
芸術祭以外のお祭りや農作業への参加などの
県内イベントでの継続的な参加者の流入に一役買っています。
単発のイベントとして終わらせない試みですね
そして、全国の若手クリエイターに越後妻有地域特産品のリデザインにより、
今まで特産品を認知していなかった若い女性等への訴求力もアップも得られています。
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町おこしの成功事例③食・農業を使った成功事例
食に関する成功事例です
つくば市は低価格競争できない食材直売所を作り25万人動員と売上6億円を達成した成功事例
次に紹介する成功事例は農業・食に関する町おこしの成功事例です。
食品と言えば郷土料理やB級グルメ等がイメージに浮かぶと思いますが、
今回の成功事例は、農作業で収穫した農作物そのもので行われた町おこしの成功事例です。
茨城県つくば市では、農業従事者が価格を決定できずに売上が下がるため、
雇用の創出が見込めないという問題を抱えてみました。
そこで、(株)農業法人みずほが主体となり、
「価格競争から品質競争へ」移行する農作物の直売所を生み出しました。
参考:みずほの村市場
直売所では、農業者が自分の野菜をお客に
買ってもらうために価格を下げる事が起きない様に、
「先に出荷している農業者より安い値段で売ってはいけない」という
ルールを徹底しました。
今ある価格より高値で売るというルールですね
その結果、現在54名の農業者が農作物を販売し、
関東一円からリピーターを獲得し、
25万人の動員と直売所の売上高が6億円超えに至るまでになりました。
茨城県の直売所以外にも、今後商品が価格ではなく品質で勝負をする機会もあると思います。
その際、明確に自分と相手の商品は違うと区分する上で
「日本一」という基準は非常に効果があります。
日本一は他との差別化に最適です
例えば「日本一甘い」であったり「日本一長い」など様々な基準で
認定することが可能です。
貴方が農作物を用いた町おこし企画を考えているなら、
農作物やそれにかかわる事で日本一の認定を行う事も、町おこしの成功には大切です。
町おこしの成功事例④アニメとのコラボ
外部の関連コンテンツを用いた成功事例ですね
久喜市はアニメとのコラボ企画を展開し22億円の経済効果を生み出した成功事例
町おこしの成功例としてアニメを利用するというものがあります。
アニメの中にはでは実在する町や建物を舞台にする事例が多々あります。
例えば、
「ラブライブ!サンシャイン!」は北海道函館市
「スラムダンク」は神奈川県湘南エリア
「とある科学の超電磁砲」は東京都立川市など
実在する町が舞台となっているアニメ事例は多数あります。
参考:聖地マップ
今回はその中でも町おこしの成功事例として
アニメ「らき☆すた」の町おこし事例をご紹介します。
聖地巡礼という言葉の先駆けですね
「らき☆すた」は埼玉県久喜市にある鷲宮神社が舞台となっており、
それをキッカケにアニメファンと地元企業がタッグを組む形で町おこしをスタートさせました。
参考:アニメと聖地巡礼
鷲宮神社近くの古民家にアニメに関連する
喫茶を設置、関連グッズ、お祭り、マラソンイベントなど
様々な企画を行い、アニメ放送から10年以上経っても町おこしとしての成功を続けました。
その後、企業だけでなく久喜市の行政も町おこしに参加し、
経済効果として22億円を生み出したと言われています。
参考:九州大学附属図書館
アニメの他にも映画や漫画など、色々な媒体が貴方の町を舞台にしているかもしれません。
その場合は上手くコラボして、
町おこしを行うのは相乗効果を生む手段の一つとして有効です。
町おこしの成功事例⑤ご当地ヒーロー
町おこしインフルエンサー業ですね
秋田県はSNSフォロワー10万人のご当地ヒーローが活動し地域魅力を発信している成功事例
先ほど町おこしの成功事例④にてアニメとのコラボについて紹介しましたが、
こう思った方もいるのではないでしょうか。
自分の町を舞台にした作品なんて無いよ!!
そう思ってガッカリした人もいるかもしれません。
諦めないでください!
日本には「ご当地ヒーロー」という、
一からコンテンツを生み出し、町おこしで成功している事例もあります。
具体的な成功事例で言うと、
秋田県のご当地ヒーロー「超神ネイガー」が町おこしの成功事例の1つとして挙げられます。
「超神ネイガー」は秋田発・地産地消ヒーローとして秋田県で活動していますが、
そのSNSフォロワー数は10万人、
全国放送で活躍するTVタレントさんと同じぐらいのフォロワーを有しています。
町からインフルエンサーを輩出した事例ですね
町おこしについてお悩みの方はご相談ください!!
UA-JAPAN RECORDS事務局は、数々の日本記録の認定・登録をしています。
もし、町おこしについてお悩みの方がいらっしゃいましたら、
一度無料でご相談ください。
お話をヒアリングさせていただき、
町おこしにつながる日本記録・日本一として認定することが可能な
「特別」を見つけるお手伝いをさせていただきます。
まとめ:成功事例を知って自分の町おこしに活かしていこう
最後にまとめます。
この記事では、「町おこしの目的や効果」について簡単にご説明した上で、
成功した町おこしの事例を5つ紹介しました。
今回紹介した町おこしの成功事例をまとめると以下の通りです。
町おこしの成功事例
・歴史的資源を活かして売上1億円:小値賀町
・イベントを開催しいて観客動員49万人:越後妻有
・農作物直売所で25万人動員で売上6億円:つくば市
・アニメとコラボして経済効果22億円:久喜市
・ご当地ヒーローでSNSフォロワー10万人:秋田県
様々な成功事例を紹介させていただきました。
今回紹介した地域では、成功事例の町おこし以外でも地域の問題解決に取り組んでいます。
例えば、成功事例②でご紹介した越後妻有地域ではアートイベントをきっかけに
知り合った人々で農作業交流会を行うなど、
一過性のイベントを軸に、継続的な人口流入へとつなげる努力もしています。
一度の成功事例でなく継続が大事です
このような町おこしの取り組みが、
企画だけでなく町そのものの賑わいや人口雇用の回復につながっていくのだと感じました。
今日の記事が貴方の町おこしの成功に役立てばうれしいです。
ぜひ貴方の町おこしのブランディング戦略に活かしていきましょう。